「ツーリング」カテゴリーアーカイブ

2021宗谷岬ツーリング DAY8 琵琶湖~帰宅

さあ、本日がツーリング最終日となります。
日中に家に到着できればいいというゆるいスケジュールなので、琵琶湖周辺をめぐってから帰る事にしました。
4輪や電車で来たことはあるんだけど、バイクは実は初だったりする。

宿をチェックアウト後、彦根城を眺めつつ北へ。
くねくねした奥びわ湖パークウェイを抜けて展望台に到着。

ド平日の朝、売店もあいてない時間帯という事もあって、バイクどころか人っこ一人いない。
雲が多い天気なのが惜しいんだけど、暑くもなく寒くもなくというほどよい感じなので悪くない。


お次はメタセコイア並木道へ
よく名前を聞いたり写真を見かけたりするけど、通るのははじめて。
北海道の直線もいいけど、こういう風景もまたいいですね。

琵琶湖北側をぐるっとまわって、お次は道の駅藤木の里あどかわで遅めの朝食。
ぎりぎりモーニングタイムだったので、たまごごはんセットを注文。
普通にうまい。
朝食はこういうのでいいんだよな~

そして白髭社を眺める。
琵琶湖はほどよい間隔で見どころがあるのがいいねぇ。
距離は稼げないけど、風景がころころ変わるので退屈しません。


この時点でお昼ごろ。
時間的に丁度よい感じなので、これより先は高速を使って一気に帰ります。

高速を走りながら「次の機会があったらどこへ行くかな」と考えたりする。
今回はキャンプは1泊のみであとはすべて宿だったので気力体力ともまだまだ余裕があるっぽい。

そして日が高いうちに無事に帰宅!
メーターを確認したところ総走行距離は1,448kmでした。
日数の割には走ってない感じがするけど、半分ちかく船の上って考えればこんなもんですね。

階段へ迎えに来た猫氏
おみやげは?という表情(?)

そんなこんなで北海道ツーリング全日程が無事に終了!

とにもかくにも、長年の課題だった「最北端到達」を達成できたのがよかった。
これまでは夏が来て荷物をたくさん積んだ旅ライダーを見かけるたびに
「あー今年も行けなかったよ」
って思ってしまってブルーになる事が多かったんです。
こういう感情って、うまく使えば行動の原動力になるけど、あんまり熟成させすぎると呪いになっちゃうからね~

それなくなるのはほんとにうれしい。
胸のつかえがとれたって奴ですね。
やっと1歩踏み出せた感じがします。
(といってもこれ、20代の頃に考えてたイメージとしては「第1部完」くらいの進行度なんだよね…)

さて次はどこにいこうかな?次は何をしようかな?

2021宗谷岬ツーリング DAY7 敦賀~彦根

たっぷり眠ってスッキリ目覚め。
行きと同じくおだやかな海と空、船はぜんぜん揺れません。

船上での過ごし方も慣れたもんで、飯、風呂、動画のループ。
風呂は時間帯を選べばほとんどガラガラ状態なので、海を見ながらの露天風呂を独り占めという贅沢体験(3回入った)

おなじみフェリー飯ですが、こちらの船はタッチパネルオーダー方式。
支払いも自動精算機ですごく今風でした。

アマプラ動画で前半だけ見ていた蜘蛛を全話消費。
面白かったけど完結ではないからちょっと物足りなかったね。

そういえば船内にはゲーセン(とも呼べないような小さい空間)があるんですが、そこになぜかなぜかマジカルミライ2019ガチャガチャが設置されていたw
お布施のつもりで購入。

定番の夕日
帰りの便はなぜかほとんど人がいなかった。

敦賀へ入港。
今回は下船の動画も撮影できました
初敦賀ですが、例によって夜に到着なので風情がないのが惜しいね。

高速を使えば日付が変わる頃に自宅に帰れる距離だけど、急ぐ事は無いので近場に1泊することにしました。
敦賀周辺は宿の選択肢が少ないうえにチョイと割高だったので、少し先の彦根に宿泊。

古めのビジネスホテルという事で防音面が若干気になる感じか。
平日という事もあって宿泊客は少ない感じだったのでそこまでうるさくはありませんでした。

2021宗谷岬ツーリング DAY6(2) 札幌~苫小牧~乗船

北海道まできてわざわざカラオケという謎体験の後は最後の目的地、苫小牧東フェリーターミナルへ向かいます。
ナビによると港までは高速不使用で約1時間半。
出発時のように早く着きすぎてもヒマだし、何よりも日が出ている間は暑すぎる。
21時ごろ到着を目標として、日が暮れてから移動開始です。

周囲が暗いので風景は楽しめないし、郊外エリアでは特に野生動物飛び出しに備えてひたすら安全運転。
ところが道中、昼間とはうってかわって気温が急降下。
新千歳あたりからは霧も出はじめ、ひんやりを超えて「寒い」レベルに。
(あの寒さは気温15度を切るくらいだったんじゃないだろうか…?)

いったん止まってカッパを着ればいいのに到着まであと少しと考えるとめんどくさくて、ガタガタ震えながらフェリーターミナルへ。

到着と同時に自販機のホット缶コーヒーに直行。
走るエリアと時間帯がちょっと変わっただけでこの温度差。
最後の最後で北海道を感じる事になるとは思いませんでした。
寒かったせいでおなかも空いたんですが、すでに食堂は閉まっていた…残念。

乗船手続きをすませ乗車待ち列に移動。
帰りの便という事もあると思いますが台数は少なめ。

出発便の時はワクワク感でみんなテンションが上がっているのを感じましたが、帰りの便はみんなあきらかに落ち着いていますw
北の大地をたっぷり走ってみんな満足したんだね。
自分以外にSSBが装着されている車両も発見。

さあ乗船時刻がやってきました。

乗船後の行動にも慣れたもので、お風呂セットを小脇に抱えてですぐ風呂へ!
苫小牧東~敦賀路線は船が新しくお風呂も豪華。
なんと露天風呂付です!

ほどなくして出航時刻。
オープンデッキに出て、小さくなっていく北の大地を眺めます。

船旅はこの瞬間がなんともいえないよね。
さらば北海道!


北海道での走行を無事に完了できた事にほっと一安心。
お風呂効果もあり、すぐ寝付きました。

2021宗谷岬ツーリング DAY6(1) 札幌

広いベッドでしっかり体力回復。
宿をチェックアウト後は、北の地では最後になるであろう給油から。
給油後に念のためタイヤ空気圧などを一通りチェック。
あとは船にのるだけ、みたいなときにトラブるのはバイクのりあるあるですから。

昨日は宿の屋内駐車場に直行だったから気付かなかったけど車両の汚れがひどい…
ヘッドライトとフォークの汚れ、これ全部「虫汁」だよ…うへぇ。
夜間走行半端ないな。
今すぐ洗車したいところだけど、余ってるウェットティッシュでふき取って応急処置としました。

さて今日のスケジュールを考えます。
本日夜には帰りのフェリーに乗船なので今日はもう無理はできない。
というか今回のツーリングはもう十分満足した感があるので今日は温泉でゆったり癒しだな!
(訳 今日もかなり暑いのであんまり走る気にならなない)

近場によさげな温泉がないかな?
と検索してみるとすぐそこに「森林公園温泉きよら」を発見。
ここ数十年で大きく変わったのは、ナビの登場と地図を検索できるようになった事だよな~などと思いながら現地へ。

比較的小さめの施設ですが、平日ということもあって入湯客も少なく快適。
「イカスミ汁!?」と思ってしまうような黒いお湯は聞きなれない「モール泉」とのこと。
世界でも珍しいお湯らしく、事前調査無しで来た割になかなかレアなところをひいたようです。
源泉かけ流しの露天風呂がいいかんじ。
最近はどこに行っても閉鎖されている事が多いサウナが使用可能だったので結構長居しちゃいました。

そんでさぁ。
この温泉、隣に快活があるんですよ!
ま た 快 活 か
いやだって暑いし…


乗車予定の苫小牧東港までは1時間半ほどの距離。
ゆとりをもって3時間後くらいに出発すればいい計算なので、マッサージシートあたりでうとうとダラダラしようかなと思っていたんです。

ところが何故かカラオケ部屋へ吸い込まれるw
大阪エリアの快活ではここ最近はずっとカラオケ部屋閉鎖中なので、久々に使ってみたかったのです。
北の大地の店舗ランキングにしっかり名前を残してきたぜw

さあ、あとはフェリーターミナルへ向かうのみです。

2021宗谷岬ツーリング DAY5 旭川~札幌

さて前日は旭川のネカフェで一泊。
ふつうのリクライニングシートですが十分快適でした。

本日の宿は札幌市内と確定しているので、経路上のツーリングスポットをめぐりながら南下する事に決定。
ツーリングマップルをながめていると旭川からすぐそこの美瑛エリアに「最近の北海道の代表的な景色といいえばココ」と記載のあるパッチワークの丘周辺へ行ってみる事に。

左右に広がる丘陵地帯を眺めながら駆け抜ける快適な道でした。
カメラだと左右の視界の広がりがないので、解放感がイマイチ伝わらないのが残念。
360度カメラがあればよかったかも。

道路は交通量も少なく快適だし、ほどよいカーブが心地よい。
そろそろ直線に飽きてきていたところなので…(わぁ、贅沢なセリフ)

途中セブンスターの木があったのでパチリ。
遠くの丘に見える北海道のアレ(牧草ロール)がいいかんじ。

さて美瑛周辺を堪能して一息ついたところでお昼過ぎ。
どこかで昼食でもとるかと思いながら移動します。

しばらく走って「道の駅ライスランドふかがわ」に到着。
日曜日の昼だけあって結構な人出。
レストランに入ろうかとおもったら順番待ちだったため、売店のおにぎり屋さんでちょっと奮発してうなぎおにぎりをいただく。
人が多くて長居する雰囲気ではなかったため、軽く休憩してすぐに走り出します。

しっかし暑い…
大阪都市部並みとまではいかないまでも、バイクで走行していると前方から結構な熱風が吹いてくる。
走っているだけでじりじりと体力が消耗していく感じがのがなんとも…
(後日談 この日の美瑛地方の最高気温は33度となっていた模様です。そりゃ暑いわ)


そういえば今回は天気に恵まれていてまだ1回も雨にあたっていないんですよ。
過去のツーリングでかなり雨に泣かされた身からするととてもありがたいけど、こう暑いとそれはそれで辛いものがある。

札幌までの道は比較的単調。
片側1車線の区間が多いため、トラックやゆったりペースの車が前に居るとなかなかペースがあがらない感じです。
まあ急ぐわけでもないからいいんだけどね。

暑さにへばりつつ数回の休憩を経て札幌市内に到着!
食事や洗濯に便利な都市部で、かつ郊外の宿よりお安く敷地内にバイクをとめられるという好条件の宿だった訳ですが…

おかしいなぁ、ポイント消費のためにじゃ〇んで予約した「普通の宿」だったはずなんだけどw
風呂も特殊な感じで使いにくいったらありゃしないw

ベッドは広いし普通のビジネスホテルよりも贅沢な居室で実に快適でした。
ネットカフェで一泊する金額に多少プラスするだけでこの快適さなら文句は言うまい。
快眠~

2021宗谷岬ツーリング DAY4 稚内~旭川

外が明るくなって目が覚めた。
時計をみると4:30…
本日の稚内の日の出は4時ごろらしい。
北海道~って感じだ。

なかなか寝付けなくてテント内のでゴロゴロしているうちに気付いたら寝てたみたい。
いやぜんぜん寝れてないし。
ちょっとウトウトしただけっていう感じです。

とりあえずバーナーでお湯をわかして朝食。
ボイルしたウインナーをパンにはさんだお手軽サンドとカップスープでサクッと。

寝不足のまま長時間走るのも危ないし、今日は近場を観光することに決定。
身軽な状態で動きたい気分だったので、キャンプサイトに荷物を残したまま出発。
荷物が載ってないグースの軽い事。

まずは近場のコンランドリーで洗濯とダイソーで消耗品買い出し。
このキャンプ場は近場に色々あるから便利~。
その後近くの稚内温泉童夢へ。

露天風呂を堪能しさっと仮眠して体力回復。
年配の方ばかりしか居ない施設でしたが、入口で某ポスターを発見してちょっとテンションが上がったのは秘密です。


せっかくなので1回くらいは北海道っぽいグルメもいっとくか!
という事でノシャップ岬の「樺太食堂」へ向かう事に。
名物はうに丼らしい。
実はうにってそんなに得意じゃないんだけど、本場で超うまうまの奴を食べたら大好きになるのかも?という目論見。

13時頃に到着したものの、なんと「本日オーダー終了」の看板が。
残念。
感染症の影響で仕入れが少ないのか…?


他にもちらほらと車やバイクがやってきますが、みんな「oh…」という顔で去っていく…
だよね~
まさかこの時間でもう終わってるとは思わないよね~

おとなりの「みなとや」はあいていたのでそちらに入店。
いざオーダーしようと思ったら
「うには本日完売、イクラとカニはいける」
とのこと。

うーむ、本日はうに運に恵まれていないようです。
それならばということでいくら丼をオーダー
夏の太陽に照らされてキラキラ輝くイクラ!
個人的には汁物がめっちゃうまいと思いました。おかわりほしい…

そんなこんなで再びキャンプ場へ。
ノシャップ岬をぐるっとまわって帰ってきた形になります。

北の大地とはいえ午後の日差しはそれなりに強い。
椅子とテーブルを木陰に移動してゆったりしながら今後の事を考える。

最北端到達は果たした。
これ以降は特に予定も立てていない。
(ここだけの話、実はまだ帰る日も決めておらず船の予約すらしてない)

ツーリングマップルをめくりながらしばし考えていると、なぜか急に移動したくなってきた。
キャンプ場が快適なので連泊もアリだなと思っていたんだけど…温泉とイクラで気力が戻った(?)


そうと決まったらササっとテントを撤収。
稚内をあとにして南へ向かう。
気ままなソロツーはこういう行動ができるのがいいんだよね。

時計を見ると16時、移動を開始するには明らかに遅い時間帯なのですが、都市部を目標にすればまあ大丈夫だろうというイージー思考。
完全に思いつきによる移動なので今夜の寝床をどうするかという問題がありましたが、旭川にはおなじみのネットカフェがある事も判明。

もう今日はそれでいいやという事でナビの目的地をネカフェにセットし最短ルートで移動開始!

ナビが示す通り内陸の道を通りましたが、ツーリングルート的にはちょっと失敗だったかな。
風景が単調でいまいち爽快感がなく、行きかう二輪も少ないためどうしてもダラっと移動している感が強い。


せっかくなので、一部区間だけ高速も使ってみました。
移動速度は速いんですが、薄暗くなってくると羽虫の攻撃がすごい。
ヘルメットのシールドやジャケットにビシバシ当たる感触が続く…

そんなこんなで21時頃には旭川に到着。
いやー都会だな旭川。

勝手知ったるいつものネカフェで明日以降の行動を検討。
まずは、帰りのフェリーを決めよう。
直近なのにどの日も空席有りで選び放題!
せっかくなので違うルートで帰ろうという考えに至り、苫小牧東から敦賀の便に乗船する事に決定!

特に根拠はないけど乗船日は明後日の夜。
となると北海道は本日を除くと残り1泊。
フェリー乗船も考えるとあまり遠くには行けない。
札幌周辺を価格でソートしていると、都市部なのに安くさらに「敷地内にオートバイが止められる」という記述がある宿をみつけたので早速予約。

今後の日程が確定した安心感と昨日あまり眠れてないこともあり、シャワーと食事をすませた後はすんなり入眠できました。

2021宗谷岬ツーリング DAY3(3) 稚内森林公園キャンプ場

念願の最北端到達を果たした夜は、キャンプ&たき火で祝杯だと決めていました。

ツーリングマップルを頼りに、宗谷岬から最寄りの「北海道立宗谷ふれあい公園キャンプ場」に寄ってみたものの「本日は予約でいっぱいです」の表示。
ファミリーキャンパーなどに人気がある模様。

二輪の少なさからどこも空いてると思い込んでたけど実はそんなことはなかった…?
すでに17時という絶妙な時間なのであまり遠くに行く余裕もないし、今夜寝る場所がないという可能性が出てきてちょっと焦りが。

次に向かったのは稚内森林公園キャンプ場
都市部にあって便利な立地、しかも無料らしいのでこれも満員だろうなとあまり期待していなかったのですが…


駐車場は車とバイクで結構混んでいたけど、キャンプサイトをのぞいてみるとスペースには余裕あり。
そろそろ日も落ちてきたことだしここをキャンプ地とするッ!
設備も十分だし、これが無料だなんてありがたすぎる!

サクっとテント設営。
このテントを使うのはその昔本栖湖に行ったとき以来ですが現役です。
今回はテーブル椅子バーベキュー台兼焚火台も用意してきた。
照明は100均のLEDランタンですが明るくて普通に使える。
キャンプ道具が安く入手できるようになっていい時代ですね。

荷物を降ろして身軽になったグースで近所のセコマまでひとっ走りして買い出し。
テントに戻るころには真っ暗でいい雰囲気。
調達した焼き鳥セットを炭火であたためていただきます!

珍しくビールも買ってきたよ。
相変わらずろくに飲めないんだけど、今日くらいはいいだろう。
あーうまい。
長年積み残していた目的を果たした達成感の中で味わうお肉とビール。
これいわゆる「優勝」ってやつだよね!

肉に満足したら焼き網を外して焚火に移行
これだよ。これがやりたかったんだよ!
至福!

本日の走行距離は400km超の長丁場、久々のダートも有りかなりの疲労。
さらにお酒も入ったとなれば即寝だろうなと思ってたんだけど、何故かぜんぜん寝れないんだコレが。

達成感?高揚感?
それもあるんだろうけど、なんていうかこう…
ここに来るまであった色々な事柄が脳裏をぐるぐるまわる感じ?

眠れないので真夜中に椅子に座って星空を眺めてたり…

2021宗谷岬ツーリング DAY3(2) シェルロード&宗谷丘陵

20年越しに実現できた最北端到達。
達成感をしっかり味わったので、次は定番の「最北端の碑の前でバイクといっしょに写真撮影」をしたいんだけど…

記念撮影順番待ちの列。
これはすぐには無理そうだ…
まあ焦る事は無い。
(今回の旅の主目的を達成したので心に余裕がある)

さすがにおなかがすいたので最北端食堂でほたてラーメンを食す。

食後に最北端の碑に戻ってみましたが、記念撮影順番待ち行列は相変わらず。
ネットで検索してみると「車両を入れての撮影は早朝などの人がいない時間帯を活用しないと無理」との情報が。
(全然関係ないけど宗谷岬ってWifi通ってるんですね。時代だな~)

キャンプ装備もあるし宗谷周辺で一泊して早朝に再度訪れてみようかな?と考える。
近場で手ごろなキャンプポイントはないかな?と思って高台へ登ってみると、ツーリング集団が丘の向こうへ走っていくのが見えた。
ツーリングマップルを確認してみるとあの先は白い道(シェルロード)らしい

なんとなく知っていた程度だけどせっかくなので走ってみることに。
オン車でも十分走行可能なフラットダートでした。
丘と風車と白い道の組み合わせが実にいい。

風景に飽きる前に終わってしまう程よい距離なのもいい。
思いのほかいい景色だったので往復してしまいましたw

さてシェルロードをたんのうして宗谷岬に戻ってきましたが
やはり人の列は変わらず。
(どうでもいいけど白い道を走るとタイヤとホイールもめっちゃ白くなりまっせ)

周囲を眺めていると、遠くに最北端の碑が写る位置でバイクと写真撮影していた方々を発見。
聞いてみるとやはり碑の前まで車両を入れての撮影は難しいそうだ。
そりゃそうだよね~

当初は最北端の碑の前で撮影しようと思ってたけど、ここにこれただけで十分満足できたので、先ほどの方々と同じようなレイアウトで写真撮影することに決定。
ありがたいことに写真を撮っていただきました。
感謝!


2021宗谷岬ツーリング DAY3(1) 札幌~宗谷岬 

ちょい寝ホテルでしっかり眠って朝がきた。
(しっかり眠りすぎて出発が9時になってしまった)

宿をチェックアウト後、まずは初回給油。
走行距離171.5km、給油量5.54L。
燃費は31km/Lくらいか。
まあこんなもんですね。

さあ、北海道ツーリングはここからが実質的なスタート!

普通ならあちこち寄ったりしながら北へ向かうと思うのですが、今回は違います。
今回の目的は宗谷岬へ到達する事!
ただそれだけ。
それ以外はオプションだ!
というのは言い過ぎだけど、それくらいの認識で走ります。
日程的には多少余裕があるはずなので、観光はその後。

ナビによると目的地は300km以上先。
札幌を出て海岸線沿いをひたすら北へ向かいます。

信号の少ない道、丘と海のコントラスト、行き交うライダー同士のピース。
ああ、北海道に来たなぁ、という感じ。

しかしこの時期にしてはバイクが少ない。
この時期だと最初は楽しいヤエーもバイクが多すぎてだんだん飽きてくるもんですが、今回はむしろ二輪が少なすぎて不安になるくらい。
快適ではあるんだけどね。
この時期のこんな北海道を走れるのはそうそうない機会だとポジティブに考える事にします。

一定時間ごとに休憩をとりますが食事はチョコバーなどで簡易的に済ませ、寄り道せずひたすら北を目指します。
ちょっと止まって記念撮影したくなるような誘惑も多いけどこればっかりはね。

13:30、道の駅てしおに到着して近所のホクレンセルフで給油。
この時点で走行距離は238km、結構いいペースです。
行程としてはあと一息といったところか。

ここから先はオロロンラインのいわゆる風車区間へ。
ナビが示す最短ルートからは少しズレますが、これくらいは誤差の範囲。
というか、今ここを通らずにいつ通るんだって話ですよね~
さすがにこの時だけは胸カメラも稼働させます。

来ましたよ、ザ・北海道の風景。
風車と直線。
何もない。
全てある。
ってやつですなぁ。

ひたすら続く直線道路。
だけど不思議とアクセル開度は控えめになります。
この道をぶっ飛ばすのはちょっともったいない。
制限速度+αで味わいながら走るのがいいと思う!

グースのキャッチコピーといえば
「直線は退屈だ」
が有名ですが、枠外に「※北の大地の直線を除く」という注意書きが必要だな
などと考えてしまうステキな道でした。

直線を堪能したあとしばらくすると道路標識に「稚内」の文字が見えてきた。
海岸線を走りながら最北端宗谷岬と思われる地形が見えてきたときは、さすがに胸にくるものがありました。

そして
2021/07/23 15:19

ついに到着!
北のサイハテ宗谷岬!

いやー長かった…
ここに来るまでに20年以上かかってしまった…

2021宗谷岬ツーリング DAY2 船上~小樽~札幌

久々の船旅で眠れなかったらどうしよう
などという心配もなんのその。
しっかり8時間眠って心地よく起床。
日本海のフェリーは波の状況によって相当揺れるらしいと聞いていたので船酔い薬も用意してきましたが、今回は出番が無さそうです。

風も波もおだやかで、普通にしているぶんにはまったく揺れてる感じがしません。
ベッドに横になって安静にしているとたまーに「あ、揺れてるかな?」と感じる程度。
これまで経験した中で最も穏やかな船旅かもしれない。

超節約旅というわけでもないので普通に船内レストランで食事です。
メニューのバラエティもあるし料金も良心的。
快適~。

とはいえ20時間の船旅。
感染症対策で船内イベントは中止。
陸地が見えない間は4Gも圏外となっており基本的に暇です。
普段なら不便このうえないオフライン状態ですが、この「暇」という感覚もある意味船旅の醍醐味。
(何日も続いたらしんどいけど)

こんなこともあろうかと!
スマフォのSDにPrimeビデオをがっつりダウンロードしてあったのだ。
今回は、気になっていたVivyを全話一気見。いい作品でした。
最近何も観れていなかったので新鮮。

スマフォ1台あればオフラインでもこれだけ時間をつぶせる。
いい時代になったもんですね。

動画、食事、風呂、仮眠のループですぐに夕方。
夕日の時間帯にオープンデッキに出てみると人だかり。
みんな考えている事は一緒ですね。
贅沢な時間の使い方だ…(?)

船は予定通り小樽へ入港、下船準備のアナウンスが。
車両甲板に降りて荷物を積載、20時間ぶりにエンジンを始動して下船!
下船動画を撮ってみたけど、なにかの拍子にカメラが下向きになってしまい撮影失敗…
ま、こういうこともあるさ。

数十年ぶりに北の大地に上陸!
…とはいえ上陸は21時なので周囲はすでに真っ暗、気温もそれほど違いがないので今のところは北海道を感じられません。

到着で高まったテンションのまま北へ向けて走り出したいところですが、北海道では夜間走行はリスクが高すぎるので本日はまっすぐ宿へ向かいます。
初日は寝るだけだしネカフェでもいいかなと思ったんですが、翌日にむけてしっかり体力を温存したかったため宿に泊まる事にしました。

ナビに従い小樽から札幌へ走る事30分ほど。
本日のお宿「ちょい寝ホテル札幌手稲」に到着!
リーズナブルな価格のカプセルホテルですが、設備が新しくてキレイ。
大通りに面していてアクセス良好だし駐車場も余裕があっていい感じ。

しかし驚いたのが宿泊客がすごく少ない事。
例年この時期は満員御礼状態だと思うんですが、みたところ宿泊客は数名…
二輪客にいたってはじぶん一人です。
船といい宿といい、今年は特殊なんだなと実感しますね。

今夜はこのオシャレな共有スペースを独り占め!
客としてはものすごく快適なんですが、観光業界は大変だ…

カプセルルームは一般的なカプセルホテルよりもかなり空間的に余裕があり実に快適。
本日もすぐ入眠できました。